2008年11月25日

ミートホープの食品偽装を内部告発した赤羽喜六さんの悲惨なその後

テレビを見ていたら、ミートホープの食品偽装を内部告発した
赤羽喜六さんが出演し、告発後の生活を明かしていた。
それは、いろいろ考えさせられる内容だった。

内部告発したことで、そこで働いていた100人もの人が職を失うことになった。
しかもミートホープは地元では大きな会社なので、地元経済にとっても大きな打撃になった。

それによって赤羽喜六さんとその家族は、町全体から叩かれることになる。
それに耐えられなかった赤羽喜六さんの奥さんとは離婚。
娘さんも、未だにそのことで苦しんでいる。
赤羽喜六さん本人は、睡眠導入剤や精神安定剤を飲まなければならなくなってしまった。

誤解を恐れずに言えば、道徳的に見て汚いことをしている企業なんていくらでもある。
どこかで働いたことのある人なら、誰でも感じたことはあると思う。
でも、それが仕事だから、生活のためだから受け入れる。
それが社会・経済・営利企業の仕組みだから。

それらの企業と、ミートホープの違いは何かというと、それが合法なのか、非合法なのか、ということ。

ミートホープで働いていた人たちも、不正に気づいてはいただろうけど、それが仕事だから、生活のためだから受け入れた。
そして赤羽さんの正義感はそれを許せなかった。

でも、ミートホープの社長が叩かれるのは当然だが、なぜ赤羽さんが叩かれなければならないのか。
怒りの行き所が無い人たちが赤羽さんを叩いているんだろうけど、
それはあまりにも不条理じゃないのか。

赤羽さんのような人はまだまだ極少数しかいないんだな、と改めて感じる。まだまだ人間社会は成熟していないんだなと。

こんなこと言ってる自分も、実際ミートホープ社員だったら、不正には目をつむっていたかもしれない。
もし何か行動を起こしたとしても、それは会社を辞めるという、逃げの形になっていただろう。

赤羽さんのような人が人口の多くを占めるようになれば、人間社会は大きく変わるんだろうな、と思う。

トップページに戻る
◆スポンサードリンク◆
posted by もわん at 23:06 | まじめな話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする